色々物議を醸し出した国母だが、私は決して嫌いではない。
まぁ、実際にしゃべったら、生意気でむかつきそうだけど。笑
さてさて。
国母問題の肝は、国母の服装や態度ではなく、
「叩きすぎる」日本人の国民性にあると、私は思う。
目立ったり。
優れていたり。
自分の持っていない、突出したものを持っている人。
何にも持っていないありふれた自分とは、違う匂いのする人。
そんな人を見ると、日本人はこぞって叩き出す。
出る杭は打たれる。
そんな言葉が、さも正論のごとく使われるのが、この国なのだ。
出る杭を打って喜んでいるような人生ならば、なんと寂しい人生なものか。
出る杭を打って喜んでいる人だらけの国ならば、
GNPがどうであろうと、なんと貧しい国であろうか。
島国根性とはよく言ったものだ。
この手の「叩き」を見聞すると、私はその都度悪寒を感じる。
横並びの精神は、自由民主主義では「悪」であるはずなのに…
国母は、昔から「人と違うことをやりたい」と言っていたらしい。
たしかに、人とは違うことをやっているよね。
日本人らしくない人生を送っているよね。
国母の生き方が正しいのかは論議が分かれるところだろうが、
少なくとも、彼は自分に嘘をついてはいない。
見栄と誇りを履き違えて上っ面で生きているような輩とは、訳が違う。
それだけは、間違いない。
繰り返しになるが、
私は、彼のことが嫌いではない。
でも、仲良くなれる自信もない。笑