勝村の戴冠に想う
後楽園ホールで、修斗を見てきた。
今日の修斗は、勝村のためのものだった。


会場の至るところに陣取っていた、勝村応援団。
その中で、私の近くにいた集団は最低最悪だった。

まだクラスBの試合が行われている頃から、すでにベロンベロンに出来上がっている男性数名。
彼らは、試合をまったく見もせずに、大きな声でシモネタを連呼していた。
「オッパイ!」
「この童貞野郎!」
それは、クラスBの選手たちの戦いの熱に水を差しまくる、最低最悪の行為だった。

会場に来るまでは、勝村の勝利に期待していた。
上田を応援したい気持ちもあったが、新王者が誕生した方が今後の展開に期待が持てるからだ。
だが、この最低最悪な勝村応援団を見て、勝村の敗北を願うようになった。
しかし、結果はそうはならなかった。

トランクスの下に、ロングスパッツを履いていた勝村。
その特性を利用して、下からの三角締めを狙う…

しかし、それはフェイクだった。

煽りVTRの中で、「勝つなら首とるしかないですね」と言っていた勝村。
その言葉通りの、見事なフロントチョークだった。
これでしか勝てない。
その一発が見事に決まった瞬間だった。

会場の至るところに陣取っていた勝村応援団は、総立ちで大興奮。
私も、馬鹿な奴らのことは忘れて、スタンディングオベーションをしていた。

見わたすと、至るところで涙する人たちの姿、姿、姿。
これまで何度も見てきた光景だが、その数のなんと多いことか。
これこそ、勝村の「力」なんだろうと思った。

ふと思い出して、最低最悪集団に目をやると、
騒動の主犯格であるハゲが、大粒の涙を流して喜んでいた。

「馬鹿だけど悪い奴じゃないんだな」
「人間、誰でも長所も短所もあるよな」
彼らに対する、嫌な感情はスーッと消えていった。

様々な人たちをひきつけている勝村。
馬鹿な奴らをも受け入れている勝村。
彼の懐の広さは、なかなかのもんだ。

勝村の最後のフロントチョークは、形を変えた「元気玉」だった。

みんなの力の結晶だった。

そんな結論を出した私が席を立つ際、もう一度ハゲに目をやると…






フルチンでハシャギまくってた。






感動を返せ。笑
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by triple-c | 2010-03-22 23:16 | 格闘技
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